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5月21日NBS月曜スペシャル ”坂田静子・雅子” 母と娘の原発
5月21日のNBSスペシャル「聞いてください〜母と娘の原発」を見た。母、坂田静子さんは、長野県須坂市で35年前から、脱原発運動を展開、1998年に死去。娘の坂田雅子さんは、ヴェトナム戦争に従軍した夫の死因を追求するうちにヴェトナム戦で使われた枯葉剤に行き着き、その被害を追う、2本のドキュメンタリー映画を製作する。
坂田雅子さんは3.11以後母親静子さんの脱原発運動を「発見」、福島の原発事故をテーマに映画の製作に取り組んでいる。
坂田静子さんに関しては、評論誌「溯行」の同人だった岩崎重夫...
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2012/05/23 17:42 |
5月19日NHKTV特番「アメリカ・スイス」限定は再稼動への布石?
5月19日のNHKスペシャル「原発の安全性」を見た。番組告知では3.11が世界の原発に与えた影響を探る、という感じだったが、実際の放送は、アメリカとスイスに限ったものだった。
スリーマイル島事故以来、初めて原発の建設を再開したアメリカ、福島の事故以後、厳密な基準を設け、脱原発に舵を切ったスイス。
アメリカでは原発ルネサンスが始まった。福島の事故の検証が原発再開の基盤になっている。
ストレステストは福島の原発事故を契機にヨーロッパで始まった。ドイツ、フランスはもとより、ストレステストを...
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2012/05/22 21:12 |
ETV特集「テレビが見つめた沖縄・アーカイブ映像から見た本土復帰40年」
昨夜本土復帰4年のETV特集を見た。90分と言う長尺番組だったので、内容に触れるのは省き印象を何点か書いておく。
番組の結論部分は、メディアは常に政治に付いて行く。そしてメディアは常に事件事故があれば大々的に報道し、過ぎ去れば引いてしまい、次の犠牲者が出るのをひたすら待つ。
また、復帰前、日テレのドキュメンタリーのディレクターの時代から沖縄問題を作り続け、日テレを離れてからもジャーナリストである人が、3.11福島・東日本大震災以降、沖縄も福島と同じと理解する人が出てきたと感じる、とコメ...
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2012/05/14 21:39 |
1954年放射能との出会いから 肥田舜太郎氏の提言まで
私の放射能との出会いは1954年、マグロ漁船「第5福竜丸」がビキニ環礁でアメリカの水爆実験で被曝した時だった。中学校へ入学した年だった。同級生の女子に魚屋さんの娘さんがいて心配したものだった。
ガイガーミューラーの計数管、今で言う線量計なのだが、その音も鮮明に覚えている。あれから58年が経過した。
昨年の3.11以降、初めて日本が放射能に汚染されたが如くの言説が多い。広島、長崎、米ソ、仏、中、等の核実験、その他、地球は放射能によって汚染され続けているのだ。
3.11以降、私にとって最...
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2012/05/07 22:51 |
BS歴史館「帝国憲法はこうして誕生した」から
昨日5月3日は憲法記念日だった。テレビの番組表上で、憲法記念日関連の番組を探したが、見当たらなかった。
NHKBS20時からの1時間番組「帝国憲法はこうして誕生した」を見つけた。明治維新から20年の時間をかけて、明治国家が大日本帝国憲法を作りあげて行く過程には、凄みがあった。万国公法への期待から、ビスマルクやシュタインとの出会い、伊藤博文らが大日本帝国憲法を構築して行くプロセス明快に描かれていた。
また自由民権運動の時代に全国各地で作られた「五日市憲法」など60以上にのぼると言う私擬憲法...
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2012/05/04 22:03 |
一ノ瀬綾「黄の花」A 「東京大空襲 583枚の未公開写真」を見て
一ノ瀬綾「黄の花」は、東京大空襲が背景にある。 3月18日のNHKテレビで「東京大空襲 583枚の未公開写真」が放送された。1944年11月から、終戦間際にかけて100回以上にわたった「東京大空襲」、3月10日は、その一部だったのだ。
一ノ瀬綾「黄の花」。時は第二次大戦末期、所は信州とおぼしき、とある農村。書き出しは---
「冬子と久夫は一つちがいだった。来年は中学生になりますと、母親のお葉さんが挨拶の後で言った時、冬子はわけもなく息がつまって、久夫をはっきり見ることができなかった。お葉...
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2012/03/20 14:32 |
コレクション戦争と文学全20巻から 一ノ瀬綾「黄の花」@
昨年の夏から集英社から「コレクション戦争と文学全20巻」の刊行が始まった。全20巻がテーマ別に5巻ずつ4つのブロックに分かれている。@戦後の戦争を題材に「現代編」 A日清・日露の戦争から敗戦までの「近代編」 C戦争の非人間性をあばく「テーマ編」 C都市、島、植民地、新国家の戦争の「地域編」の構成。単なる「過去」ではない、遠い国の「ニュース」でもない戦争の実相に迫っていく。
今度の東日本大震災・福島の原発事故で分かったことは、原爆と原発は不可分であること、災害の被害も、文明と不可分であること...
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2012/03/18 21:58 |
吉本隆明と出会って48年が経過していた
3月16日、吉本隆明さんが亡くなった。初めての出会いは昔、長野にあった若菜書房で1964年に出た「異端と正系」第4版(初版は1960年)から。花田清輝との論争が入っていた。48年の年月が経過した。
印象に残っている詩は、「挽歌」その最終聯
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きみの
荒涼とした論理には
はにかんだ空白があった いまそれは
ひとすじの真昼の夢のように
われらの
たたかうべき果てに合流する
この恋の唄の一節の中に、吉本隆明さんの以後の全てが含まれていると思う。
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2012/03/17 21:19 |
楽農倶楽部 in しののい に今年から参加した
楽農倶楽部は、3年前、長野市篠ノ異瀬原田に出来た農業愛好グループだ。発足当時5人だったメンバーが、3年目の今年は20人になった。
山あいにある遊休荒廃農地を開墾、復元、約3300平方メートルの農地になった。発足当時のメンバーは開墾地が広がるほどに達成感を感じたと言う。その畑に、ソバ、トマト、トウモロコシ、カボチャ、ピーナッツ、ジャガイモ、サツマイモなどや、花もを植えた。
今年から、私もそのメンバーに加えてもらうことにした。長野市篠ノ井瀬原田は、60年ほど前、私が幼年時代を過した土地でも...
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2012/03/16 23:09 |
サラバ原発3・11長野県大行進 in ながの 感想
東日本大震災から1年、長野県でも12箇所で脱原発集会が開催された。私は、どこかの集会で手に入れたチラシ1枚をたよりに参加した。1千人集ったが、顔見知りは数人しかいなかった。
脱原発集会とデモ、3.11以前では、考えられないこと、心情としては、反原発ではあったが、そのことを表明することは出来なかった。隠れ反原発である。
3.11以後、原発に関してのノートを所属する文芸同人誌に書いたが、フクシマの事故以前は、同人誌にすら書けなかった。発行部数は200部。読んだ何人からは好意的反応があった。...
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2012/03/13 21:52 |
「原発のウソ」にもウソがある
小出裕章氏の「原発のウソ」は3.11以後のベストセラーだが、私には気になる部分がある。
「資源枯渇の恐怖」が原発を推進してきた、としているが、それは、原発推進派が後から付けた理屈である。
1938年、ナチスの時代のドイツでオットー・ハーンが核分裂は反応を発見するが、ハーン本人も、ハイゼンベルク他の物理学者たちも、原爆開発には関心がなかった。
ナチの原爆の恐怖にかられたレオ・シラードがアインシュタインに働きかけ、原爆製造のマンハッタン計画をスタートさせた。小出氏がマンハッタン計画をまるご...
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2012/03/12 21:55 |
「信州沖縄塾 in ながの」の前に中馬清福「密約外交」を読んだ
「信州沖縄塾 in ながの」はこの12日に迫った。報道では連日、宜野湾市長選や普天間問題が取り上げられている。状況の推移は当然イベントに影響を与える。刻々変わる状況の変化を見守っている。
12日のパネルディスカッションのパネリスト信毎主筆の中馬清福氏の著書「密約外交」をネットで取り寄せて読んだ。密約を通して見る日本の近現代史だ。
有名な外務省機密漏洩事件、かつてニュースで事細かに伝えられたはずだが、沖縄の話題はスンナリとは理解出来ない。
「1972年3月、社会党は衆院予算委員会で外...
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2012/02/06 21:48 |
核実験反対・吉本隆明と清原日出夫
野一色容子の「ナンジャモンジャの白い花〜歌人 清原日出夫の生涯」が文芸社から出た。清原日出夫は、岸上大作とともに1960年の政治の季節を象徴する歌人だった。完璧な評伝になっている。清原日出夫の全てをを知ることが出来る完全ガイドだ。いずれ、野一色氏の本には及びもつかないが、私なりに清原日出夫を書いてみたい。
ここでは核実験・吉本隆明と清原日出夫についての断章を書くにとどめる。第1歌集「流氷の季」〈あとがき〉から。
「---58年は警職法も新安保条約も日程に上がっておらず、反体制運動の当面の...
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2012/01/31 20:54 |
核密約を巡って 「評伝 若泉敬」から
2月12日(日)13時半からホクト文化ホールに「信州沖縄塾 in ながの」がある。テーマは地方メディアの伝えた沖縄で、パネルディスカッションを行う。パネリストは「密約外交」などの著書のある信毎主筆・中馬清福氏、米軍基地のない高知県で、普天間基地返還移設問題を報道した高知新聞の中平雅彦氏、沖縄返還時の佐藤栄作首相の「密使」、国際政治学者・若泉敬氏に取材、核密約の経緯を追ったテレビ番組「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス〜そして密約は交わされた」を制作した琉球朝日放送の具志堅勝也氏の3人。
信州沖縄塾...
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2012/01/25 21:49 |
長野ペンクラブの同人誌「層」2011・115号の感想まとめ
長野ペンクラブ発行の同人誌「層」の昨年12月発行の115号収載の8作品の感想を書いてみた。その号の作品全てについてコメントしたのは始めてのこと。
今までもそうだったのだろうか、それぞれの作品に共通しているのは、自分の生きてきた歴史・軌跡、いわゆる自分史が鮮明に現れていることが印象的だった。
@ちりあくた「そんなもの」
これは、パソコン・インターネットについての「ちりあくた氏の生活と意見」
ネット社会の発展・展開が華々しく伝えられているが、本当は局所的濃密とも言うべき状態だと...
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2012/01/10 21:18 |
同人誌「層」115号からG 村上青二郎「駅」
村上青二郎「駅」連作第シリーズ 第1景113号「迷惑?」 友人の息子が脳内出血で倒れて
第2景114号 「駅の向こう」お金の貸し借りの話。平凡に見える日常生活のなかには様々な危機や難題がひそんでいる。
今回115号は第3景は「駅ひとつ」 は2011年3月11日の東日本大震災の時、書き手は首都圏在住。新潟地震のころ、松代群発地震の体験などもまじえながら、今回の東日本大震災で起きた出来事を綴る。
「陸前高田とか、町が壊滅だってよ。仙台の浜のほうじゃ、死体が何百と見つかってるって。...
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2012/01/08 22:25 |
同人誌「層」115号からF 夏川鎮夫「秀吉と西郷隆盛」(後編)
夏川鎮夫さんが亡くなった。従って、この作品は遺作と言うことになる。この同人誌に参加してそれほど長くないが、夏川さんの作品で、小説を書くことが面白いものだということを感じた。
「秀吉と西郷隆盛」の末尾の参考文献に吉川英治「太閤記」と司馬遼太郎「飛ぶが如く」が挙がっている。私は読んでないが、それぞれ、読み出したら一気に読める面白さだろう。夏川さんもその作品のとりこになり夏川さんの秀吉と西郷隆盛を書いてみたくなったのだろう。
秀吉と西郷隆盛。江戸時代をはさんでいるが、秀吉の朝鮮出兵と西郷の征...
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2012/01/08 20:46 |
同人誌「層」115号からE 金児弘道「無想定で迎えた3・11」
3.11東日本大震災・福島原発事故以後、自分の過去を振り返り関連する記憶をたどった。人生のスタートを決めた本が武谷三男の「弁証法の諸問題」だった。その後、ウィーナーの「人間機械論」に出会い科学技術を志向したが能力が追いつかなかった。
その未練で武谷技術論を継ぐ技術史家、星野芳郎のオッカケをしばらくやった。その後、東工大出の詩人吉本隆明を発見、初めて読んだ「異端と正系」「擬制の終焉」、その後の表現論「言語にとって美とはなにか」からは、多くをまなんだ。その後の「反核異論」には驚いた。「放射性物...
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2012/01/07 22:01 |
同人誌「層」115号からD 疋田和男「芥川龍之介と短詩型」
3年前、カルチャースクールの朗読講座を受講した。その講座の関連で「朗読まつり」と言うイベントがあった。
芥川龍之介の「杜子春」がテキストで、舞台に上がり数人で分担して朗読した。講師はフリーアナウンサーの小山菜穂子さん。練習の過程で、文豪、芥川龍之介を実感し、芥川の凄さも思い知った。
疋田和男氏の「芥川龍之介と短詩型」は、芥川の余技と言われる俳句、短歌、旋頭歌の解釈と鑑賞をしている。
俳句ー
木がらしや目刺しにのこる海のいろ
短歌ー
わが門のうすくらがりに人のゐてあく...
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2012/01/07 15:59 |
同人誌「層」115号からC 奥平 亮「じじいの微笑み」
時は今から10年後の2020年代。所は北信濃、飯山市とおぼしき地方小都市。主人公はじじい、こと小野寺佑介、推定70歳。登場人物は他に、若者、今井、村松、笹岡、翔太、とゲバルトローザ他大勢。
第二次大戦から数年後、百姓の家に生れた小野寺佑介は、高校卒業後東京に出て、様々な職業を転々とする。
50代になり、両親が相次いで亡くなったのを機に故郷に帰ってくる。
ある時、佑介は、思いつめ「阿呆らしい状況を変える先遣隊」になることを決意し、集会とデモの街頭活動を計画する。
若者と、街頭活動を...
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2012/01/05 22:32 |